日常の研究活動について


【研究活動】 

 研究者は自ら問題を設定し、自らその解決を探ります。これまでの大学、高校の講義と異なり研究活動には必ずしも答えがあるとは限りません。研究活動はその時代その時代の知識の粋を結集して取り組まなければなりません。日々コツコツと実験し、眼前の問題の解決を図ります。

 難題に解決するために、研究者同士のディスカッションは欠かすことのできないものです。以上の点から日々の研究活動に以下のものを設定しています。

毎週:グループセミナー(火)
Weekly Discussion(週1回)


グループセミナー
毎週交互に研究進捗の報告と文献の紹介をします。
(i) 研究進捗報告(リサーチセミナー)
 およそ2ヶ月ごとに順番にやったことを報告します。発表と説明を通じて、それぞれの研究内容について理解し、ディスカッションします。

(ii) 文献紹介(文献セミナー)
 論文を閲読し、内容を紹介します。それぞれの研究に関連する内容を選択し紹介することで近年の研究動向をチェックします。論文の内容についてのディスカッションし、、合成方法や反応機構などの基本的事項を論文を通じて勉強します。

Weekly Discussion
毎週1回、研究の進捗についてはんだとマンツーマンでディスカッションをし、研究結果の考察や今後の研究の方向性についてディスカッションします。さらに、1週間で読んだ論文(自身の研究に関連したもの)をはんだに説明し、議論をすることで論文に関する理解を深めます。
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 大学の研究室では立場として先生と学生の違いはあるものの、一研究者としては平等なのです。教員と学生は共同研究者です。それぞれの切り口で研究に取り組む必要があります。この点で研究分野が有機合成化学という実験化学分野であることから、実験による実証とアンテナを張り巡らし自分の研究分野についての情報収集をバランスよく実行します。





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