研究内容

 私たちのグループでは、以下に示す課題の研究を行っています。これらはそれぞれ独立の研究内容ではなく、複数にまたがるものがあります。

 (1) 新規触媒的不斉反応の探索
 (2) 共同触媒系による反応
 (3) 新しい不斉分子の合成
 (4) 外部刺激による分子構造の変化それによる触媒活性の切り替え

 工学部の中での有機化学研究の目標は人の役に立つ新機能を持った分子を作ること!!使える反応、使える分子を創出するための研究を行っています。(具体的な内容については徐々に追記していきます)



√ 有機合成による社会貢献

 有機合成は、研究室や工場で実践されるのみならず、我々の体の中でも行われているとても身近なものです。現在の人類の発展は有機合成の発展なくして語ることはできず、今後もさらなる豊かな生活を実現するためには、有機合成の進展が重要です。

 現在の有機合成化学ではこれまでに世の中に存在しない有益な分子を合成することで社会貢献を目指します。しかしながら、単にものを作る手段としてではなくすでに作り方がわかっているものもいかに効率よく、無駄なく作ることができるかの観点も同時に求められます。持続可能な社会を実現するためにも有機化学は多大な貢献ができます。
 
 実験室の有機化学の研究の歴史はおよそ200年であり、この数十年の間にもほんの一昔前まで困難であったことが次々と実現しています。すでに高い成熟度にある有機合成化学ですが、化学者の目から見ればまだまだ望む分子を容易く作るには程遠いものです。望む分子を自在に作るためにまだまだやらなければならないことがたくさんあり、日夜研究を続けます。

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